ウォーターポンプ・サーモスタット交換 | W140 300SE 93y
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【故障症状】
エンジンルームから異音
【原因】
ウォーターポンプの劣化不具合
【対処】
ウォーターポンプ・サーモスタッド交換
車体の撮影がNGだったため、イメージ画像です。
ウォーターポンプがちゃんと回らないと、冷却水の循環が行われずオーバーヒートしてしまいます。
水漏れ等、ベンツに限らずよく故障の原因になる箇所になりますので要注意です。
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ラジエター下のドレンボルトを緩め、LLCを抜いていきます。
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抜き終わったら、アッパーホース・ロアホース・サーモスタットを取り外します。
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ファンシュラウド・ベルト・ベルトテンショナーを外します。
ウォーターポンプの4箇所のボルトを外すとウォーターポンプを取り出すことができます。
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外したウォーターポンプです。
オイル汚れがすごいです。
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新品のウォーターポンプです。
ウォーターポンプを取り付ける前に外した部分のカーボンの除去を行います。
ブレーキクリーナーをガンガンかけて、砥石で古いガスケットのカスなどを綺麗にします。
ウォーターポンプの大事なOリング廻りも完全に脱脂してから取り付けます。
漏れ防止の液体ガスケットを薄く付けて収めます。
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今回のタイプのエンジンはオイルクーラーが付いてないタイプなので、ウォーターポンプの裏側にメクラキャップをします。
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取り外したベルトテンショナー・ファンシュラウドなどを取り付けていきます。
新品のサーモスタットも取り付けます。
抜けたLLCを足してエアが抜け切るまで(ブクッ、ブクッと泡立たたなくなるまで)アイドリングさせます。
これが不十分だとオーバーヒートすることがあります。
動作確認を行い作業終了です。
クーラントを定期的に交換していない車両は、ウォータージャケットが錆びてきてウォーターポンプも錆が発生して
ベアリングなどにダメージをあたえて漏れや異音が出てきます。
定期的な点検が重要になります。